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F様邸 FRP防水工事【後編】 / 塗膜防水

前回のF様邸FRP防水工事【前編】の続きです!

まだ前編をご覧になっていない方は先にF様邸FRP防水工事【前編】をご覧いただくことをオススメします!

FRP防水工事とは?

前の記事でFRP防水工事の「FRP」とは何なのか、まったく触れませんでした(申し訳ありません)ので、簡単にご説明します。

FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。

従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。

引用:FRP防水とは? - FRP防水材工業会

簡単な説明をさせて頂いたところで、さっそく後編へ行きましょう!

塗膜防水

乾燥

前回作業日から、5日目の朝。下地の施工をした後、雨が降り水が溜まってしまいました。

溜まった水を取り除き、乾かします。翌日、乾いていることを確認し、作業開始です。

水分残った状態で施工すると、水分が外気の熱で水蒸気となり防水塗膜を押し上げフクレが発生してしまうので、しっかり乾燥させなければいけません。

下準備

まずは使用する材料(主剤、硬化剤)を混ぜ合わせます。その間に、下地のデコボコを平らにし、塗料が周辺を汚さないよう養生します。

下塗り

まずは下塗りをします。ローラーを使ってコロコロと塗っていきます。

乾燥

一通り塗り終わったら乾燥させます。気泡が出てきたら取り除いていきます。気泡の浮きが落ち着いてきたら、塗装になります。

この日もとても天気が良く、夕方に2回目の塗り方予定でしたが乾燥が間に合わず、翌日への持ち越しとなりました。

下処理

翌朝、下塗りも乾いており早速作業開始です。

その前に一度掃除をし、前日の作業で発生したデコボコや気泡を平らになるよう削っていきます。素手でデコボコの感触を確かめていきます。

「デコボコを削るのは、塗り方がが甘くなったりするからですか?」と聞いたところ、「見た目・・・の問題ですね」とのこと。

なるほど、そういった理由だったんですね。

そしてデコボコがなくなったらパテで穴を埋めていきます。速乾性のものを使用しているので、すぐに施工できます。

下処理をしている間に、塗料を混ぜ合わせます。そして養生テープを貼ります

塗装

仕上げの塗装も丁寧にしていきます。

塗り終わったら養生テープを剥がし乾燥させ、終了となります。

作業は終了となりますが池に水が入れられるようになるまで、約一週間。その時に生き物も一緒に放しても問題ないとのことでした。

塗膜防水工事は半日が3日間となりました。悪天候も重なり、トータルで約10日間(土日を除く)でFRP防水工事が終了いたしました。

今回使用した塗装材

菱洋株式会社 / エポプルーフ