イベント

断熱材を作っている工場の見学会を開催しました!

当社では平成30年4月8日(日)に、岩手県花巻市内にある株式会社ジョイ・コスの工場見学会を開催しました。

工場見学会を企画した理由

当社が住宅性能にこだわる理由を、これから新築・リフォームをお考えの皆様に知ってほしい。それと同時に、「もっと早く知っていれば」と後悔したまま生活をしてほしくないという理由から今回工場見学会を企画しました。

株式会社ジョイ・コス

岩手県花巻市小瀬川は花巻駅から車で約20分、林に囲まれた自然豊かな場所に工場と事務所が経っています。

炭化コルクと硬質ウレタンフォームの複合断熱パネルを主たる商品として販売する建材会社です。

ただ建材を販売するだけでなく、気密性能、断熱性能、換気性能(ジョイコス住宅システム)の仕組み、つまり住宅性能そのものを販売する会社です。

当日の流れ

午前10時少し前、お客様を乗せた車が花巻市小瀬川にある株式会社ジョイ・コスに到着しました。まだ寒さが残る花巻市のこの日の最低気温は1.8度と平年並みのようです。今回参加いただいたのは2組3名の方でした。

工場の中を見学

通常であれば日曜日は工場の稼働はしておりませんが、この日は都合により稼働していました。日曜日に稼働中の工場の中を見学できることは中々ありませんよね。

木材のプレカット

工場では一棟一棟の建物に合わせ、1枚1枚の断熱パネルを製作しています。

建物の大きさはもちろん、窓の位置と大きさ、そして柱の位置にもよって製作する大きさや枚数も変わりますので、その建物に合わせたパネルを製作するために先に木材を加工していきます。

また、プレカットの終わった木材には、どこの現場の建物なのかやどのサイズのパネルなのかを判別するために、この段階でスタンプが押されていきます。

断熱パネルの枠組み

プレカットと現場・サイズ判別のスタンプが終わったら、断熱パネルの枠を組んでいきます。枠組みが終わると炭化コルクが先に敷き詰められていきます。このあとに硬質ウレタンフォームを1枚1枚注入していきます。

完成した断熱パネル

順番が前後しますが、この日は先に完成した断熱パネルを見ていただきました。実際に乗ってみることも可能で、大人が3人乗って跳ねても壊れません。

完成した断熱パネルの炭化コルクの隙間から白いものが見えていますが不良品ではありません。むしろ硬質ウレタンフォームがぎっしり詰まっている証拠なのです。また断熱パネルの裏側には防水シートも貼ってあります。

 

硬質ウレタンフォームを実際に発砲

工場見学の時にはビニール袋に硬質ウレタンフォームを注入し、実際の膨らみ方を皆様にご覧頂いております。透明なビニール袋を使用するので、膨らみ方がよくわかりますね。また、半分に割ることで表面だけでなく中も硬くなっていることが確認できます。

 

事務所で株式会社ジョイ・コスの佐藤社長によるお話

佐藤社長の自身の経験やこれからの住宅業界のあり方についてお話していただきました。時折、他社製品との比較を交えながら、住宅の性能がいかに大事なのかわかりやすく説明していただきました。

そして、これからの住宅における制度やジョイコス住宅システムの仕組みについても説明頂き、実際に室内でできる測定をしながら私たちも勉強させていただきました。

コーヒー豆を使った実験

あらかじめコーヒー豆のみ(左)と炭化コルクの端が入ったコーヒー豆の容器を用意しています。実際に開けて匂いを嗅いでみました。さて、どちらの容器がコーヒーの香りが強いでしょうか?こればかりは体験してみなければ、どの程度匂いが軽減されているのかわかりませんよね。

サーモグラフィーを使った実験

実際にサーモグラフィーを使い、壁やサッシの温度差を測ってみました。壁は赤い(暖かい)のにサッシの色は青い(冷たい)理由も分かりやすく説明してくださいます。

その他にも二酸化炭素の量や空気中に舞うホコリの量も測ってみたりと、参加した方も楽しんでおられました。

全国各地のジョイコス住宅システムの家を襲った災害

新潟県中越地震(2004)、東日本大震災(2011)など各地で起こった数々の出来事。ジョイコス住宅システムの家だから耐えることができたとの声も多くあります。当時の写真を見ながらその時の状況も語られていました。

所要時間

参加の人数や話の内容により前後しますが、2時間から3時間ほどになります。

佐藤社長によるお話は、業界の情勢等により内容が変わる場合があります。

工場見学会の申し込み

電話の場合

平日8:00~17:00

工場見学の件とお伝えください

ホームページからお申込みの場合