私たち拓三建設は快適な住まいを実現するために、4つのデザインがとても重要だと考えています。
岩手県は本州で一番寒い県と言われています。そんな岩手県で床暖房がいらない理由をまとめてみました。
デザインという言葉の中には「問題を解決するための思考、概念の組み立てを行い、それを様々な某体に応じて表現すること」も含まれています。そのため当社では4つのデザインと表現しています。
本当の快適な住まいとは
みなさんが思う「快適な住まい」とはどんなことでしょうか。
使い勝手が良い? 家事導線が短い? 収納がいっぱい? そのほかにもあげたらキリがないと思います。
快適な住まいとは私たちにとって、家族みんなが健康で生活ができることだと考えています。4つのデザインのうち、1つでも欠けたらとても大変なことになりかねません。
もし窓の結露が頻繁に起こってしまったら、カビとなり胞子が空気中を舞い、それが体内に侵入しアレルギーなど発症させてしまう恐れがあります。それが窓だけでなく壁の中や床下など普段見えない所で起こっていたら・・・。健康被害だけでなく、柱や土台などが腐食し、地震などで倒壊する恐れだってあるのです。
室内を見渡して目に見える部分は後からでも直すことはできます。しかし躯体(建物の柱や土台など)などの見えない部分はそう簡単に直せるものではありません。
何十年と過ごす家だから、一生に一度の大きな買い物だから、後悔したくありませんよね。
本当に床暖房が必要なのか、一度立ち止まって考えてみる
たしかに床暖房は足元が暖かくて場所も取りませんし良いこともあります。しかし高額な設置費用とこれからの光熱費、設備のメンテナンス費用なども掛かってきます。故障や修理の場合、フローリングを解体してからの作業ですのでフローリングの解体費用と復旧費用が発生します。
それならば、床暖房がなくても足元まで暖かくてお財布にも優しい住宅に住みたくありませんか?
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床暖房のメリット・デメリット|後悔者続出!本当はいらない床暖房
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「床暖房がいらない家」に必要なのは4つのデザイン
気密性能をデザイン
室外の空気が隙間から室内へ入ってくるということは、その他の隙間から室内の空気が逃げてしまうということ。どんなに冷暖房の温度を調節しても、隙間だらけの住宅では冷暖房効率が下がってしまい、電気代も想像以上に掛かることになってしまいます。だかこそ空気を通しにくい素材を選ぶ必要があります。

断熱性能をデザイン
性能に信頼できる断熱素材(断熱材、窓など)が必要となります。
特に玄関や窓などの断熱材の入らない開口部とは熱の出入りが激しいため、熱が伝わりにくい素材を選ぶ必要があります。断熱材が良いものでも、窓、サッシなどの性能が良くないものであれば結露が起きやすくなります。そのために、誰が施工しても同じ性能を発揮できる素材を選ぶ必要があります。

換気計画をデザイン
目に見えない空気のきれいさは、住んでいる人の健康のために必要です。花粉症の人がつらい時期には、自分が花粉症であったことを忘れてしまうくらい、室内の空気がきれいでなければ換気をしている意味がありません。もちろん隙間が少ない住宅であることが大前提です。隙間から入ってくる空気が多ければ多いほど、湿気やニオイが排出されず結露が起きたりしてしまい息苦しい家となってしまいます。
目に見えない空間だからこそ、手を抜かない換気計画。24時間換気の設置は義務であり、1人で住んだとしても10人で住んだとしても2時間で1回、家の中の空気を入れ替えしなくてはいけません。一家族ごとでライフスタイルも住む人の人数も違います。だからこそ一家族一家族の換気の量も調整することもとても重要なのです。

冷暖房計画をデザイン
快適な室内環境を作るには、冷暖房設備の計画も必要です。
どんなに高機能のエアコンやパネルヒーターなど全室に設置したからと言って、床暖房のいらない家にはなりません。 部屋ごと、エリアごとに逃げる熱の量を計算し冷暖房機器の位置や能力を最大限に引き出すことで、住む人にも環境にもお財布にも優しい快適な住まい空間を演出することができます。

4つが揃ってはじめて「床暖房のいらない家」になる
4つのデザインが揃っていれば岩手の冬でも足元は暖かく、床暖房は必要ありません。
だから当社では、「ジョイ・コス住宅システム」を全棟に採用しています。
ジョイ・コスパネル
床には炭化コルクと硬質ウレタンフォームの複合断熱パネル、壁には硬質ウレタンフォームの断熱パネルを標準仕様とています。断熱性だけでなく、吸音性や耐水性に優れています。
また、炭化コルクには調湿効果や消臭効果などもありますのでニオイも気になりません。工場で一枚一枚製作しているため、工期の短縮にもつながります。誰が施工しても同じ性能を発揮できます。

※写真は床仕様
高性能樹脂サッシ
サッシは住宅の中でも一番熱が出入りするところです。樹脂サッシはアルミサッシと比べて熱の伝わり方が約1/1000なのです。だから熱を通しにくい樹脂サッシを標準仕様とし、ワンランク上の断熱性能を実現します。
また、空気よりも熱を伝わり方が遅いアルゴンガスを注入したLow-E複層ガラスで、外気に影響されにくくなります。

24時間換気システム
24時間換気は平成15年(2003年)に建築基準法の改正により義務付けられました。第一種換気(給気、排気どちらもファン)または第三種(給気:自然給気、排気:ファン)からご提案させて頂いております。
どちらも機械1つで換気を行い、ライフスタイルや家族の人数に合わせ換気の量を計算し、部屋ごとの給排気口の位置を決定します。
また設置だけでなく、きちんと計画換気がされているか現場での測定を中間と竣工の2回行い、換気の量を調整します。

※画像は第一種換気システム (本体-左、右上-排気口、右下-給気口)
ジョイ・コス住宅システムではC値(相当すき間面積/気密性能の数値)を0.5cm/m2以下に設定し、当社は0.1cm/m2を目標に取り組んでいます。
計画通りの換気をするには、この数値が小さければ小さいほど隙間の面積が小さいので、換気や冷暖房の効率が上がります。
それだけでなく、室内の空気を必要以上に逃がさないので床と天井の温度差がほぼ一定の温度を保つことができます。
それでも本当に床暖房がいらないの?と思ったら
まずは工場見学から
花巻市内で製造しているジョイ・コスパネルの工場をぜひ見学しませんか。パンフレットを読む、インターネット上の記事を読むだけでは伝わらない部分があります。ですから実際目で見て触って確かめてほしいのです。本当に良いものなのかは工場見学をした人でなければ分かりません。
工場見学会は随時行っていますので、ぜひ当社にお問い合わせください。
ただし岩手県内だけでなく、他県からも見学に来るほど人気なのでゆっくりご覧いただけないとか思います。初めて工場に行く方でしたら必ずと言っていいほど迷います。ですから必ず当社に「予約」して下さい。私たちがご案内します。
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断熱材を作っている工場の見学会を開催しました!
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申込先
電話の場合
平日8:00~17:00
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